「家の壁が反っている!?大丈夫なのか?」発見したときにはびっくりしてしまいますよね。
これって放っておいて大丈夫なのか、それともすぐに直したほうがいいのか?正直見てもわからないという方がほとんどだと思います。
今回はそんな疑問に答えた内容になっています。実は反り方だったり、浮いていたり、欠けていたりと外壁は北海道の過酷な積雪や寒さにさらされているので劣化状況も雪国独自の傷み方をするケースも多いものです。
調べていても雪国ではない情報ばかりで、なかなか北海道独自の情報が見つけられずどうしたらいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では実際に北海道で長く地元密着で塗装工事をしてきたイズミ塗装が北海道独自の外壁の傷み方や雪国に対応した直し方を元にしっかり状況判断をして、直す方法を実例を踏まえて紹介、解説しております。
実際に工事のご提案をさせてもらうときにも「反りや欠けも、塗り替えの時に一緒に塗れば直る」と思っている方が多いのですが、実は塗るだけ、補修だけでは数年後にまた直す必要が出てきてしまい、また費用がかかってしまうということも少なくありません。
塗装はあくまでも健康な状態のお家を保護する役割で、すでに悪くなっているところに関してはしっかりと下地調整や張り替えなど状態を正常にしてからでないとせっかく塗装でお金をかけて直しても数年後に剥がれてきたり、柱が見えないところで腐っていて耐震に影響を与えるなどの事態になりかねません。
どうしても費用を抑えたいと思って、複数社見積をとっても判断基準がわからないので、一番安い業者に依頼して、補修の入っていない安い見積もりを選んでしまうことがあります。
その結果、数年後には塗装で劣化したところが隠されているうちに外壁内部が腐って、そのときにやっていれば数万円で済んだ工事が何十万円とかかってくることもあります。
そのように知らないうちに間違った選択をして、無駄な費用をかけて、心配を増やさないために、今回は実際の事例を踏まえて近いケースで今のお家と見比べて、比較ができる内容でまとめました。
事前にどのようなケースがあるのか確認しておくことで実際に見積を取った際に具体的な工事方法を確認して、安心して工事を頼める状態になってもらえればと思います。
基本的にはなるべく早くプロに調査をしてもらい状態把握をして、適切な補修や張り替えが必要なのか?塗装で問題ないのかなどの判断を求めるのが、リスクと費用を抑えてリフォームする秘訣です。
まずは今回イズミ塗装がいつも費用がかかる工事にも関わらずお客様から「悪いところを事前に見つけてくれてありがとう」「イズミ塗装に頼んでよかった。ほかに頼んでいたらどうなっていたか」と言ってもらえているプロが見るべきポイントについて書いています。
・外壁を開いてみたら、ここまで腐っていた
・外壁はきれいなのに、釘が簡単に抜けた
・人が乗っていたら崩れていたかもしれない
・外壁の剥がれの原因は、お風呂の換気フードだった
関連記事
・凍害を自分で見分ける時のポイント
・塗装・張り替え・重ね張りを選ぶ時の考え方

- サイディングの反り・浮き・欠け・割れってどんな状態?
- サイディングの反り・浮き・欠けの影響を把握する。水の入口・留め方・下地状態から確かめる
- 早く気付いて直すと、費用もお家の傷みも小さく済む
- 外壁調査でわかった外壁内部の傷み|イズミ塗装の4つの実例
- 札幌の外壁点検で見る所|欠け・浮き・落下が気になる時に
- サイディング外壁の反り・浮き・欠けの補修方法と、張り替えを選ぶ条件
- ビスでの固定・補修材での補修・部分張り替えの費用はいくらから?
- 部分補修で済む時と、全体塗装も考えたい時
- サイディングの反りは保証で直せる?新築の欠けも、原因と契約を確認する
- イズミ塗装では、傷みの深さと今後の暮らしから補修を選ぶ
- 今すぐ点検した方がいい状態を、4段階で見分ける
- 反り・浮き・欠けを見つけたら、埋めたり留めたりする前に状態を残す
- 参考にした公式資料
サイディングの反り・浮き・欠け・割れってどんな状態?
外壁材そのもの、外壁材を留める釘、表面の塗装のどこが傷んでいるかで、確認するポイントが変わります。
反り・うねり、釘の浮き、欠け・割れを見分ける
反りはサイディングが変形した状態で、外壁材の両端が持ち上がる状態が一般的です。面が波打つ状態はうねり、外壁材が周囲より出て隙間や段差が見える状態は浮きとして確認します。
釘やビスの頭が出る「釘の浮き」は、外壁材の反りとは別で、写真のような釘のまわりの割れや欠けなどの状態によって、外壁内部にある木材の状態を確かめることができます。

欠けは外壁材の一部が失われた状態、割れは亀裂が入った状態です。釘のまわりだけか、それとも角や下端まで崩れているかも確認する必要があります。傷みの範囲によって、内部の木部まで傷んでいるのか、張り替えるほうがよいのか、補修のほうがいいのか、また傷んでいる周りやその上の板金から水が入るケースも多いので建物全体の造りを確認しながら、本当の原因と対処を考えないで工事をしてしまうと数年後にさらに状況が悪化した状態で見つかることも多々あります。
白い粉・塗膜の膨れ・剥がれとの違い
塗膜は、塗料が乾いてできる表面の塗装膜です。外壁を触ると手に白い粉が付くチョーキングや、塗膜の膨れ・剥がれは、サイディング自体が傷んでいないケースもあるので補修の方法や再発防止などの対策が異なる場合があります。
一見、サイディングの傷みに見えても塗膜の問題であったり、塗膜の問題に見えてもサイディングの問題だったりと見極めるのが難しいため、現場調査といって実際に現地でプロの目で確認することが必要になることが多いです。
サイディングの反り・浮き・欠けの影響を把握する。水の入口・留め方・下地状態から確かめる
サイディングの反り・浮き・欠け自体は劣化のサインに過ぎません。それだけであれば補修やビスの打ち直しで済みますが、サイディング内部が傷んでいる場合は表面上の補修では必ず数年後に不具合が起こり、隠されている分発見が遅れ、気付いたときには大惨事になりかねません。
反り、浮き、欠けの原因は年数や凍害だけでなく、吸水具合、釘や金具などのサイディングの留め方や工法、裏の下地の状態まで想定して工事をする必要があります。
表面の塗装が傷むと、水を吸って変形しやすくなる
日本窯業外装材協会の維持管理資料では、塗膜が剥がれて外壁材の素地が露出すると、吸水や変形につながると説明しています。
吸水と乾燥による伸び縮みや、染み込んだ水が凍る・溶けるを繰り返す「凍害」が、反りや欠けの原因になります。北海道の研究機関も凍害による劣化を報告しています。
特に窯業サイディングは焼き物なので塗膜がない状態になってしまうと水を吸水しやすく、膨れや剥がれなどを引き起こし、サイディング自体を張り替える必要が出てきます。
金具留めと釘留めでは、傷みが出る場所が違う
業界団体の標準施工では、裏側の金具で留める方法と釘で留める方法があります。
金具留めの場合に多い劣化現象として、反りがあります。反り方はサイディングの上下が曲がるような現象になります。金具留めのサイディングは、サイディングの裏側の金具に引っ掛けてあるだけで、サイディングを壁に押さえつける工法ではありません。金具留め工法は釘を使わない分、外壁表面に釘による傷みは出ませんが、木の板が湿気で反るのと同じように、抑えがないので反りが出やすくなります。
反る原因は湿気です。サイディングの表面は塗装されていますが、隠れる裏面は塗装されていません。裏から湿気を吸うと、表と裏で伸び縮みに差が出て、サイディングがそのまま反ってきます。日本窯業外装材協会の標準施工でも、裏面からの吸水は反りの原因になるとしています。

釘留め工法の場合は、釘を打った箇所自体はサイディングに穴を空けているので、どうしても釘を伝って水が侵入したり、地震や大型車両の振動などで釘が抜けてきたり、その穴から水がさらに侵入しやすくなり、釘周りが傷む、また釘を打ったときのあとで外壁自体が傷んでいる状態で引き渡されているとサイディングの実際の耐用年数よりも早く傷むケースが多く見受けられます。
どちらの工法も一長一短があり、外壁の留め方に合わせた点検が必要になります。
業界団体・メーカーの資料には、釘の打ち忘れや浮き、下地の変形、結露による下地材の反りも挙がっています。
コーキングの切れや、開いた継ぎ目から水が入る
コーキングは外壁の継ぎ目にあるゴム状の材料です。写真のように切れると、切り口や端の面である「小口」から水が入り、反りや凍害につながります。
小口は塗装をしていないケースが多いのでコーキングが切れると欠けや割れと同じように非常に吸水しやすい状態になります。

上下の外壁材が重なる継ぎ目は「実(さね)」と呼びます。ふだんは上の外壁材が下の外壁材に重なり、内部のパッキン(現場では当てゴムとも呼びます)とともに水の浸入を防ぐ造りです。反って継ぎ目が開くとパッキンが効かなくなり、水が裏へ回ります。


壁の最上部にも注意が必要です。金具留めでも、軒下などサイディングを加工して、金具が使えない所は釘やねじで留めます。最上部が固定されたまま下の段がずり下がると、間の隙間から水が入り、下地が腐ることがあります。
▶ サイディングが凍害で傷む仕組み
早く気付いて直すと、費用もお家の傷みも小さく済む
反り・浮き・欠けは、見つけた時に原因まで確かめて直せば、小さな工事で済むことが多い傷みです。
・費用:反りのビスでの固定は約5万円(税込)、欠けの補修材での補修は約4万〜13万円(税込)が目安です。下地まで腐ってから部分張り替えをすると、当社の見積もりの例では約68万円(税込)かかりました。
・お家の傷み:下地や柱の腐りを早く止められます。後の実例のように柱まで傷むと、大工工事が必要になります。
・次の塗り替え:直してから塗れば、塗装が本来の役割である「健康な状態のお家を保護する」働きをして、数年後のやり直しを防げます。
※イズミ塗装では、こうしたビスでの固定や外壁や傷み箇所の補修が、プランの中にすべて含まれているプランもあります。詳しくは現地調査の後にご説明します。
外壁調査でわかった外壁内部の傷み|イズミ塗装の4つの実例
ここからは、イズミ塗装が実際に外壁を開けて調べたお家の実例です。外から見えるサインは小さくても、外壁の中ではここまで傷んでいることがあります。
ケース①外壁を開いてみたら、ここまで腐っていたとは・・・!
玄関ポーチの柱は、外からは継ぎ目に少し割れや浮きが見える状態でした。
※一見すると補修で直りそうに見えるので他社の塗装屋さんは「補修で直りますよ」と言っていたそうです。

外壁を剥がしてみると・・・
内部の木の柱が濡れて腐って黒く変色していました。さらに手で引き剥がせるほど脆く、サクサクになり、傷んでいました。

柱を補修し、外壁を新しいサイディングで張り直しました。


<実施した対策>
こちらのケースの主な原因は写真よりさらに上のバルコニーの屋根板金の納まりが甘く、水が侵入する状態だったことが最大の要因でした。
2階から1階まで雨水が入っていて、それによって外壁が内部で湿り、外壁自体が弱くなったことで割れが発生しているという状態でした。
・再発防止策として屋根板金の水切り強化
・裏地の防水コーキング
などを施しました。
ケース②外壁は綺麗なのに簡単に釘が抜ける・・・!?
一見すると少し傷んでいるだけに見える外壁でもサインは出ています。よくよく見て、触ってみると見えてくることがあります。

上の写真の釘の頭まわりの欠けが、このお家の外壁から見えた傷みのサインです。釘の部分だけ傷んでいてその周りの外壁材は傷んでいなくても、釘が手でつまんで抜けるほど下地に効いていませんでした。そして外壁材を実際に剥がしてみると剥がすと柱・合板・下地が黒く腐っていました。

腐った下地を入れ替え、新しい構造用合板を張ったところです。

<実施した対策>
こちらのお家の場合はコーキングが切れていたことと、釘から水が浸透していたこともありますが、根本原因はいくつかあり、主には金属サイディングと窯業サイディングの継ぎ目からの水の侵入、そして中間水切りの板金の納まりが甘くそこからも水が入っている状態でした。
再発防止策として
・継ぎ目のブリッジコーキング
・板金箇所裏の防水コーキング
を施しました。
ケース③人が乗っていたら崩れていたかもしれないバルコニーの柱
バルコニーを支える木の柱は最初に確認した段階では傷んでいるくらいでしたが、実際に触ってみると簡単に剥がれ、中まで黒く腐り、柱と梁のつなぎ目も崩れていました。


腐った所を取り除き、新しい柱材を入れて塗りました。

こうした傷みは外からの点検だけでは分からないことがあるため、見積もりの前に下地まで確かめることが大切です。
このケースのような木部だとサイディングの中のように一見すると気付かないケースとは違い、外側の変化や触ってみて感触がわかるので発見しやすい面もありますが、高いところで触ることができないと発見が遅れることがあります。
木を使っているお家は自分で発見するのが案外遅れがちなのとメンテナンスは5年に一回必要なものになるので、北海道のような積雪地域や寒い地域では木部は特に収縮が大きく、水も入りやすいので木は特に注意してみる必要があります。
5年に一度点検だけでもしたほうがよいのが木の特徴になります。サイディングの中だと少し進行が遅れますが、水に常に触れているとここまで劣化してしまうことが見えます。
こちらのケースは柱丸ごと取り替えるとジャッキアップといって一度バルコニーを持ち上げて柱を入れ替える工事が必要だったのですが、その分費用がかかるため、今回は応急処置に近い柱の補強工事をしました。
どのくらい住まわれるか、またバルコニーの使い方などの生活スタイルによって予算のかけ方やメンテナンス方法も異なるので、しっかり話合いの上状況を把握し、予算の使い方を考えるといいでしょう。
ケース④外壁の表面が剥がれた原因は、お風呂の換気フードだった・・・!?
実は外壁の表面だけが剥がれているように見えても、原因は外壁の中にあることがあります。これまでの①〜③のケースのように一見すると内部の状態がわからないものもありますが、こちらのケースも一見すると見逃してしまうケースになります。

上の写真の白く剥がれた所が、このお家の外壁から見えた傷みのサインです。雨が当たりにくい軒下でしたが、外壁材の表面が横長に剥がれていました。一見すると塗膜の劣化で剥がれたように見えるのですが、これは実は内部からの湿気が原因での剥がれになります。これは一般的な塗装屋さんに頼むと最も見逃されやすい現象になります。
外壁を剥がしてみると・・・

外壁の裏の下地が、縦に黒く傷んでいました。
<実施した対策>
こちらのお家の場合は、雨水ではなく、お風呂の換気フードの中のダクトとの継ぎ目が切れて、浴室の湿気が外壁の裏の空気の通り道(通気層)に漏れていたことが最大の要因でした。
漏れた湿気が外壁の裏で冷えて凍り、外壁材が内側から傷んでいるという状態でした。
このまま外から補修材や塗装で直しても、湿気の漏れが残っている限り再発してしまいます。
最も注意したいのが、剥がれの原因特定せずに「塗装すれば直りますよ」と簡単に言われてしまうことです。普段塗装しかしていない業者さんだとどうしても塗装で直ると言ったほうが仕事になるのと、張り替えやリフォームをすることができないので経験もなければ、原因を解明することもできないといったケースが後を絶ちません。
実際に何度塗っても直らないと言っているところを見ると、内部からの結露や今回のケースのように浴室側の外壁であることが非常に多く見受けられます。
これはリフォームの経験があるとわかることなのですが、塗装のみの業者さんではどうしても判断できないことなども発生してきますので、どのくらいの知識がある人が担当なのか、どのくらいの経験がある会社なのかなども判断基準になってきます。

再発防止策として
・傷んだ外壁材の張り替え
・寒冷地用換気フードへの交換
・パイプまわりのコーキング
を施しました。

札幌の外壁点検で見る所|欠け・浮き・落下が気になる時に
ご自宅では地上から見える変化を記録し、高い所や下地は専門業者の点検で確かめます。
面ごとの傷み方と、下端・窓の下を確認する
メーカーの点検の目安は、目で確認できる範囲で1年に1回程度。地震や台風の後にも確認します。地震の後は、釘やビスのまわりの亀裂、外壁材のズレにも注目してください。
南面・西面は紫外線が強く当たり、日中と夜の表面の温度差も大きいため、塗膜が傷みやすい面です。凍害はどの面でも起きますが、水が乾きにくい所と、日が当たって凍る・融けるを繰り返す所では進みやすくなります。北面・東面は乾きにくく、藻やカビが生えやすい面です。そのほか、地面に近い下の数枚、窓の下、バルコニーの立ち上がりも傷みが出やすい所です。欠け・膨らみ・コーキングの切れを確かめてください。地上から見えない上部は業者の点検で確認できます。
高い所へ上らず、専門業者の点検に任せる
業界団体とメーカーは、高所の点検・補修を専門業者へ依頼するよう案内しています。
はがれ落ちそうな箇所は、張り替えを含めて点検する
はがれ落ちそうな部分は、日本窯業外装材協会も張り替えを案内しています。小さな反りまで同じ状態とは限らないので、点検で確かめてください。
サイディング外壁の反り・浮き・欠けの補修方法と、張り替えを選ぶ条件
塗装は外壁材を水から守る工事です。出ている変形や欠損は、ビスでの固定・補修材での補修・張り替えで直してから塗ります。
反りはビスで固定し、直しきれない時は張り替えを検討する
反りは、ねじを足して留める「増し打ち」で補修できる場合があります。業者が反りの範囲や動き、釘の浮き、下地の有無を調べて判断します。
増し打ちで直しきれない時は、張り替えを検討します。下地の変形が影響している可能性もあるためです。
釘の浮きは、打ち直す前に下地の傷みも確かめる
浮いた釘は打ち締めやねじでの打ち直し、ビスの追加で直します。留める位置や本数は製品ごとの決まりに従います。
釘が手で抜ける、抜いた釘が濡れている、木片が付着しているといった、先ほどの緊急度の表の★★★にあるサインがあれば、下地の確認が必要です。上の実例のとおり、見た目は普通でも下地が腐っていることがあります。ご自身で釘を抜かず、業者に任せてください。
欠け・割れは補修材で補修できるか、周囲まで傷んでいないかを見る
部分的な欠けや割れには、外壁材や状況に応じた補修材で埋め、塗装やリペアで仕上げる方法があります。補修材でおさまらない傷みは、その部分の張り替えを検討します。
写真のような下端の崩れに加え、角が丸い、ふやけて膨らむ、調査で軽く押すと表面がポロポロ取れる状態は、内部まで水が回ったサインです。

周囲も傷んでいると、形を整えても長くもたない場合があります。自分で補修材を詰める前に、補修できる欠けか、交換が必要かを点検で確かめてください。
部分張り替えでは同じ柄や色が手に入らないこともあります。イズミ塗装では、目立たない面の既存の外壁材を移して使うなど、見た目を整える方法も検討します。なお、業界団体は、穴あけや切断の前に石綿の有無を確認するよう求めています。
塗り替える時は、見積書の補修範囲と継ぎ目の処置を確認する
塗り替え前に必要な補修を行います。見積書では塗料の種類だけでなく、釘の打ち直し、欠けの補修、張り替える範囲を確認してください。
イズミ塗装では、最上部とその下の外壁材のずり下がりによる隙間は、状態を確認してコーキングでふさぎます。実の継ぎ目は、極端に開いていなければ一律に埋めず、重なりとパッキンが機能しているかで判断します。
埋める所は、耐久性と、雨・風・紫外線に耐える「耐候性」を備えた材料を選びます。
下地まで傷んでいたら、外壁材の交換だけでは足りない
イズミ塗装では、腐った木、通気胴縁(空気の通り道をつくる下地材)、透湿防水シート(湿気を外へ通し、雨水は通さないシート)も補修・交換します。通気層は裏の湿気や雨水を外へ出します。下地や防水の傷みを残すと、外壁材だけ交換しても内部が傷み続けます。柱などは家の重さや地震の力を支えます。
イズミ塗装は状態に応じて一級建築士事務所にも確認を依頼し、大工工事を含めて判断します。
ビスでの固定・補修材での補修・部分張り替えの費用はいくらから?
以下は2026年10月時点の目安です。当社の見積もりから出した額で、実際は現地調査後の見積もりで決まります。
| 工事の範囲 | 費用の目安(税込) | 足場の扱い |
|---|---|---|
| 反り・浮き・ずれのビスでの固定 | 約5万円(税込) | 含まない。塗り替えの足場を使う |
| 欠け・割れ・はがれの補修材での補修 | 約4万〜13万円(税込) | 含まない。塗り替えの足場を使う |
| 部分張り替え(外壁材の交換だけ) | 数枚で約11万円から、16枚ほどで約45万円(税込) | 含まない。塗り替えの足場を使う |
| 単独の部分補修で足場が必要な時 | 約10万〜19万円(税込・組む面の数で変わる) | 部分足場そのものの費用 |
| 部分張り替えを単独でする時 | 当社の見積もりの例(16枚・部分足場・木下地の補強・透湿防水シート張り替え・断熱材の交換など張り替えた所のコーキングと3回塗り込み)で約68万円(税込) | 必要な所の部分足場を含む |
スタンダード・プレミアムの下地調整(塗る前に傷みを整える工程)は簡易補修・釘の打ち直しを含みます。
※イズミ塗装では、こうしたビスでの固定や外壁や傷み箇所の補修が、プランの中にすべて含まれているプランもあります。詳しくは現地調査の後にご説明します。
塗り替えと一緒なら、交換箇所の塗装は塗り替えに含み、部分足場の費用も別にはかかりません。単独補修は、足場込みの見積もりかを確認してください。
「最大でいくらか」は、下地まで確かめないと決まりません。全面張り替えに腐った木・通気胴縁・透湿防水シートの補修や交換が加わると工事が大きくなり、一律の上限はありません。
全体塗装の費用は、現地調査のうえでお見積もりしてご案内します。

部分補修で済む時と、全体塗装も考えたい時
傷みが一部に限られ、ほかの外壁はまだ水をはじき、下地が傷んでいなければ、必要な所だけの補修を検討できます。低い所なら足場なしで直せる場合もあります。
表面が水を吸う・白い粉が付くなど塗膜が傷んでいる時は、補修と全体塗装を合わせて検討します。
費用を抑えるには、早めに点検し、傷んだ所だけで直せる段階を逃さないこと。足場が必要で塗り替え時期も近ければ、屋根・外壁・コーキングの工事と持つ年数をそろえると、足場を組み直す回数を減らせます。

サイディングの反りは保証で直せる?新築の欠けも、原因と契約を確認する
反りや欠けが新築から早い時期に出た時は、自分で直したり塗装を頼んだりする前に、建てた住宅会社と保証の内容を確かめてください。保証で直せる場合があります。
建てた住宅会社・工務店に、製品と施工の記録を確認する
補修の前に、業界団体とメーカーが相談先として案内する建てた会社へ、外壁材の製品名・新築時の図面や仕様書・点検補修の記録を確認してください。メーカーによっては、適切な施工・維持管理を前提に、製品の不具合をメーカーと住宅会社の間の製品保証で扱います。
保証書では、対象となる原因と範囲を見る
メーカーの冊子には、施工に起因する不具合、結露による下地材の反り、維持管理の不足など、責任を負いかねる場合が示されています。ご自宅の保証の有無と範囲は、手元の保証書と建てた会社で確認してください。
新築から10年以内なら、引き渡し日と法律の対象部分も確認する
住宅の品質確保の促進等に関する法律は、新築住宅を建てた会社(請負人)や売主に、原則として引き渡しから10年間、建物を支える主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分の欠陥(契約の内容に合わない状態。法律では「瑕疵」)について責任を負うことを定めています。これを「瑕疵担保責任」と呼びます。外壁も対象部分に含まれます。
ただし、強さや雨水の浸入に影響しない不具合は除かれます。10年以内の反り・欠けだけで対象とは決まりません。引き渡しの記録と契約書をそろえて、建てた会社や売主に確かめてください。進め方はイズミ塗装にもお聞きいただけます。
イズミ塗装では、傷みの深さと今後の暮らしから補修を選ぶ
同じ反り・浮き・欠けでも、傷みの深さや、これから何年住むかによって、合う直し方は変わります。
ビスでの固定・張り替え・塗装を、必要な場所に組み合わせる
高圧洗浄・下地補修後に塗るほか、重ね張り(既存の外壁の上に新しい外壁を張る工事)を選び、面ごとに工事を分ける場合もあります。
今後住む年数と将来の手入れを踏まえ、今は塗らない選択も含めてご提案し、ご説明します。
イズミ塗装には、ビスでの固定や外壁や傷み箇所の補修などが、すべてプランの中に含まれているプランもあります。
▶ イズミ塗装の工事内容
▶ 外壁の重ね張り工事について
塗り替えの仕上がりについては、別の施工実績としてサイディングの模様と質感を再現した塗装もご覧いただけます。

今すぐ点検した方がいい状態を、4段階で見分ける
見つけた傷みが、今すぐ相談した方がいいものか、次の塗り替えの時でよいものかは、次の4段階で見分けられます。
次は、イズミ塗装の現場調査報告書で使う緊急度の目安です。写真や見た目だけで段階は決まらず、下地や水の入り方を点検で確かめて判断します。ご自身で釘を抜いたり、はがれ落ちそうな所に触れたりしないでください。
| 緊急度 | 見える状態・調査で分かる状態(反り・浮き・欠け) | 次にすること |
|---|---|---|
| ★★★ 今すぐ | 調査で釘が手で抜ける・先が濡れる/開いた継ぎ目や切れたコーキングから水が入っている/大きな亀裂・著しい欠け・はがれ落ちそうな状態 | 雨水の浸入・下地の腐れ・はがれ落ちなどの二次被害につながるため、すぐ相談する |
| ★★☆ 今シーズン〜1年 | 釘の浮き、コーキングの痩せ、表面の吸水や白い粉、継ぎ目が開き始めた反り | 塗り替えの適期。今シーズン〜1年のうちに補修・塗り替えを計画する。釘の浮きは、点検で下地まで確かめる |
| ★☆☆ 次の手入れ | わずかな浮き・小さな反りで、継ぎ目が極端に開かず、水をはじいている | 次の手入れ・塗り替えの時に一緒に直す |
| ☆☆☆ 今は工事不要 | 傷んでいない面・傷んでいないコーキング | 今は工事をせず、点検を続ける |
イズミ塗装の無料相談・現場調査では、報告書に箇所ごとの緊急度を示し、工事が要らない所も書きます。

反り・浮き・欠けを見つけたら、埋めたり留めたりする前に状態を残す
補修で済むか張り替えかは、外壁材の傷みと下地の状態で決まります。必要な工事の範囲と緊急度を点検で確かめるため、まずは次の準備をしてください。
・地上から写真を撮り、気づいた日と場所・範囲、外壁材・釘の傷みか表面の塗膜の傷みかをわかるように撮影
・高い所へ上らず、自分で埋めたり釘を打ったりする前に点検を依頼する。
・新築時の引き渡し日、保証書、過去の点検・補修の記録を用意する。
・見積書を受け取ったら、ビスでの固定・補修・張り替えの範囲(どの面の、どこまでか)が書かれているかを確かめる。
イズミ塗装の現地診断では、補修で済む所と交換・下地確認が必要な所、費用と工事範囲をご提案し、ご説明します。
▶ 塗装で対応できる範囲と重ね張りを選ぶ基準を、将来の手入れまで含めて知る
❶ 他社の見積もりをチェックしてほしい方
ほかの業者さんの見積書をもらってみたものの、「これって妥当なの?」「本当に必要な工事だけが入っているの?」と不安な場合は、一度そのモヤモヤを解消しておきましょう。
代表の泉田が、プロの目線で内容を確認し、「過剰な工事になっていないか」「抜けているポイントはないか」を赤ペンを入れるつもりでチェックします。
[▶︎ 代表・泉田の「赤ペン診断」をLINEで受ける]
❷ まずは自分の家の概算を知りたい方
「今すぐ工事するかは決めていないけれど、だいたいどれくらいかかるのかは知っておきたい」という方も多いと思います。
その場合は、図面と外観の写真を送っていただければ、おおよその金額感と、工事が必要になりそうな時期の目安をお伝えできます。
いきなり現地調査まではハードルが高いという方は、まずこのステップだけでも十分です。
[▶︎ 図面と写真をLINEで送るだけ!概算お見積もりを受ける]
❸ 一度しっかり家を見てほしい方
「今の状態が大丈夫なのか、プロの目で一度きちんと見てほしい」という方は、無料の現地診断をご利用ください。
外壁や屋根、コーキング、付帯部まで一通りチェックし、写真を交えながら現在の状態と今後のリスク、必要な対策をわかりやすく説明します。
診断内容はすべて代表の泉田が必ず目を通し、「今すぐやるべきこと」と「まだ先でいいこと」をはっきり分けてお伝えします。
[▶︎ 無料・現地診断を申し込む(診断内容は代表が必ずチェック)]
今すぐ詳しく相談したい方や、文章で伝えにくい不安がある方は、お電話でのご相談も受け付けています。
「ブログを見た」と一言添えていただければ、話がスムーズです。
※お電話でのご相談も承ります
▶[➿️0120-897-538(タップで発信)]
「結局、うちはどうすればいいの?」と迷ったら。
外壁塗装は、10年、20年に一度の大切なメンテナンスです。金額の安さや営業トークで決めて後悔してほしくないからこそ、イズミ塗装では専門のスタッフが皆様の疑問に丁寧にお答えしています。
「他社の見積もりが適正か見てほしい」「この記事に書いてあった施工内容を詳しく聞きたい」といったご相談も大歓迎です。
相談したからといって、強引な営業は一切いたしません。まずは以下の公式LINEから、お気軽にお声がけください。
後悔しない家づくりは、「正しい情報」を知ることから始まります。
私たちイズミ塗装は、札幌で一番長い保証と、職人出身だからこそできる「嘘のない説明」をお約束します。相見積もりで迷う時間を、これからの安心した暮らしを考える時間に変えませんか?
劣化状況の診断から、ライフプランに合わせた3つのプラン作成まで、すべて無料で承ります。
▶ 札幌最長の保証付き!無料お見積もり・診断のお申し込みはこちら
イズミ塗装は、札幌の「手抜き工事」をゼロにしたいと考えています。
今回お話しした相見積もりの裏側以外にも、私たちのブログでは塗装業界のリアルや、失敗しないための知識を公開しています。大切なマイホームを守るための「教科書」として、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。
また、私たちがどのような想いで札幌の街を彩り、どのような体制でお客様をサポートしているかについても、詳しくまとめています。
1. 代表の想い・運営の裏側を知りたい方へ
▶ 代表・泉田のイズミ塗装にかける「本音と想い」ブログ一覧
2. 実際の仕上がりを確認したい方へ
[▶ 理想の仕上がりを確認する「最新の施工事例」]
3. 組織としての強みを知りたい方へ
▶ どこが違うの?イズミ塗装が選ばれ続ける「7つの理由」
4. 会社の実体を確認したい方へ
▶ 私たちが責任を持って運営しています(会社概要)
暮らしのことで困ったら、まずは「イズミ塗装」を思い出していただければ幸いです。
参考にした公式資料
・日本窯業外装材協会「サイディングの維持管理はどうするの」 — 点検項目、補修方法、記録用チェックシート。
・ケイミュー株式会社「ケイミュー外壁材 住宅外まわりのメンテナンスについて」 — 日常点検、反り・釘の浮きの補修、保証に関する注意事項。
・ニチハ株式会社「窯業系サイディングのメンテナンス」 — 補修方法、住宅会社への相談と製品保証の仕組み。
・日本窯業外装材協会「メンテナンスについて」 — 日常点検、高所作業を伴う点検・補修を施主が行わないこと。
・北海道立総合研究機構 北方建築総合研究所「建築材料の耐久性に関する調査-窯業系サイディングの耐凍害性-」 — 北海道の窯業系サイディングの凍害劣化。
・全国サイディング事業協同組合連合会「窯業系サイディングの標準施工」サイディング工事(木造) — 金具留めと釘留め、金具が使えない所の留め方。
・同「外壁通気構法」 — 通気層が湿気と雨水を外へ出す仕組み。
・住宅の品質確保の促進等に関する法律(第94条・第95条) — 新築住宅の請負人・売主の責任。
・同法施行令(第5条) — 責任の対象として定める住宅の部分。
・国土交通省「住宅の品質確保の促進等に関する法律の概要」 — 対象部分の図解。
著者名:イズミ(イズミ塗装代表)
北海道札幌市出身、イズミ塗装代表。大学時代に塗装職人として経験を積みながら経営学を学び、卒業と同時に代表に就任。2017年からは元請け事業に専念し、HPを通じて「騙される人を減らす」ことを目指し、結果として5年連続でTOP5の塗装屋に選ばれる。現在は塗装から総合リフォームまで対応し、15年保証や費用対効果No.1を達成。職人の腕を最大限に発揮させる環境づくりにも注力している。
住所:〒007-0812 北海道札幌市東区東苗穂12条1丁目5-13
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