📚 サクッとわかる!外壁材・凍害の基本
このシリーズの 1 / 3 番目の記事
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- この記事窯業サイディングって何?塗装と何が関係あるの?
- 凍害って何?北海道だけの話なの?
- 凍害になりやすい場所ってどこなの?
外壁塗装の見積もりや業者との話し合いで「窯業サイディング」という言葉が出てきたことはありませんか?「なんとなく聞いたことはあるけど、実はよく知らない…」という方も多いと思います。今回はその窯業サイディングとは何か、そしてなぜ外壁塗装と深い関係があるのかをサクッと解説します。

窯業サイディングとは?
窯業サイディング(ようぎょうさいでぃんぐ)とは、セメントと繊維質を混ぜて板状に成形した外壁材です。工場で大量生産できるため価格が比較的安く、タイル調・木目調・レンガ調など豊富なデザインが選べることから、日本の住宅外壁材の約7割を占めるほど広く使われています。
新築住宅の外壁を見渡すと、そのほとんどが窯業サイディングといっても過言ではありません。
窯業サイディングの最大の弱点:「自分では防水できない」
窯業サイディングの主成分はセメント。セメントはもともと水を吸いやすい素材です。
そのため、工場出荷の段階で表面に塗装を施し、防水性を持たせた状態で住宅に使われています。つまり、塗装によって水をはじいているだけで、材料そのものに防水性はありません。
塗装が劣化する→防水性が失われる→サイディング本体が水を吸い始める→内部から腐食・劣化が進む
この流れが起きるため、定期的な塗り替えで塗膜を守り続けることが、窯業サイディングにとって生命線なのです。
「天ぷら工事」が窯業サイディングに特に危ない理由
外壁塗装の手抜き工事として知られる「天ぷら工事」——下塗りをせずにいきなり上塗りだけ塗る工事のことです。
窯業サイディングは吸水性が非常に高い素材のため、下塗りがなければ塗料が密着せず、数年で剥がれてきます。さらに深刻なのは、塗膜の下でサイディング本体がどんどん水を吸い込んでしまうこと。
この状態で札幌の冬を迎えると、吸い込んだ水分が凍って膨張し、「凍害」と呼ばれるボロボロの剥がれ・ひび割れが起きます。
天ぷら工事をされた後で「直してほしい」と相談に来ても、一度塗られた塗膜を全部剥がすところからやり直さなければならず、費用はほぼ倍。最悪の場合、サイディングごと張り替えが必要になり、何百万もの出費になることがあります。
凍害になったら「廃番」という問題もある
凍害で張り替えが必要になったとき、もう一つ困ることがあります。
窯業サイディングの柄・色は5〜10年でどんどん廃番になっていきます。部分的に張り替えようとしても、同じ柄が手に入らないケースが多く、一部だけ見た目が違う外壁になってしまうことも。最終的に一面ごと張り替える羽目になり、費用がさらに膨らんでしまいます。
「最初にちゃんとした塗装をしていれば防げた」という後悔を、実際に多くのお客様から聞いています。
札幌では「温度差90度」が窯業サイディングを傷める
札幌の外壁環境は本州とは全く違います。
夏の直射日光を浴びた窯業サイディングの表面温度は最大50〜70度まで上昇します。一方、冬はマイナス15〜20度まで冷え込む。その温度差はなんと90度近くにもなります。
窯業サイディングは固い焼き物素材のため、この急激な膨張・収縮を繰り返すと割れやすくなります。熱いお湯と冷水を急にかけるとガラスが割れるのと同じ原理です。
だからこそ、表面温度を下げる遮熱塗料が窯業サイディングの保護に有効なのです。「室内を涼しくするもの」というイメージがありますが、外壁そのものを熱ダメージから守るという意味でも効果があります。

まとめ
- ・窯業サイディングは日本の住宅外壁の約7割に使われている外壁材
- ・材料自体に防水性はなく、表面の塗装が防水の唯一の手段
- ・下塗りを省いた「天ぷら工事」は凍害を引き起こす最大の原因になる
- ・凍害になると塗装では対応できず張り替えが必要になり、しかも廃番で同じ柄が手に入らないことも
- ・夏70度・冬マイナス20度という温度差90度の環境が、固い窯業サイディングを特に傷めやすい
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→【代表・泉田が語る】札幌の窯業サイディング塗装で絶対に失敗しないために。イズミ塗装が”狂気”のこだわりで家を守る理由と、他社との決定的な違い
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著者名:イズミ(イズミ塗装代表)
北海道札幌市出身、イズミ塗装代表。大学時代に塗装職人として経験を積みながら経営学を学び、卒業と同時に代表に就任。2017年からは元請け事業に専念し、HPを通じて「騙される人を減らす」ことを目指し、結果として5年連続でTOP5の塗装屋に選ばれる。現在は塗装から総合リフォームまで対応し、15年保証や費用対効果No.1を達成。職人の腕を最大限に発揮させる環境づくりにも注力している。
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