こんにちは。イズミ塗装の泉田です。
今回、私がなぜこの記事を自らの手で書こうと思ったのか。それは、どうしても皆さんに伝えたい「真実」があるからです。外壁のリフォームやメンテナンスと聞くと、多くの方は「どんな色の塗料を塗ろうか」「どのメーカーの塗料が長持ちするのか」といった、表面的な「塗装」にばかり目が行きがちです。
しかし、家を本当に守っているのは、決して塗料だけではありません。私が最も声を大にして言いたいこと、それは「外壁の命はコーキングにある」という事実です。本日は、この場を借りて、私が日々現場で感じていること、そしてプロとして絶対に譲れないコーキングへのこだわりと熱意を、包み隠さずすべてお話ししたいと思います。
第1章:コーキングは「ただの隙間埋めのゴム」ではない。家を守る最後の砦だ
一般の方に「コーキングって何ですか?」と聞くと、十中八九「サイディングの隙間を埋めている、あのゴムみたいなものでしょ?」という答えが返ってきます。確かに見た目はそうかもしれません。しかし、私に言わせれば、その認識はあまりにも危険です。
よく業者も「塗装が大事だ」と言います。しかし、正直に申し上げましょう。塗装というものは、あくまで「撥水(水を弾く)」の役割を果たしているに過ぎません。塗料そのものに、家を水から完全に守り切る「防水」の役割は本来備わっていないのです。(便宜上、我々も記事などではお客様に分かりやすくするために「防水性」という言葉を使ったりはしますが、厳密には違います。)
一方で、コーキングはどうでしょうか。特に近年主流のサイディング外壁の場合、目地のコーキングがなければ、あっという間に家の中に水が侵入してしまいます。金属サイディングであっても、コーキングが劣化して口を開けて(切れて)しまえば、そこから雨水が容赦なく入り込みます。
実際に、「家の中に水が入ってきた」という相談を受けて調査してみると、原因がコーキングの劣化だったというケースが後を絶ちません。そこから外壁塗装のご依頼をいただくことも多々あります。外壁からの雨漏りの7割がサッシ上のコーキングが切れていることです。
その場合には内装の壁紙やボードの張り替えも必要になってくるので、費用がかさんでしまいます。
極端な話、「コーキングが切れたら、まずは足場を立てるべきだ」と私は考えています。それくらい、家にとっての緊急事態なのです。
家には「二重防水」という考え方があります。外側のサイディング(外壁)とコーキングで一次防水として水弾きを行い、万が一水が侵入しても、壁の内側にある「透湿防水シート」で二次防水として守る、つまり家の中に水が入らないようにする仕組みです。この防水シートは本来水を通さないものですが、窓回りやサッシ回りなどの開口部は、どうしてもシートの切れ目が発生するため、構造上水が入りやすい弱点となります。
だからこそ、コーキングという存在が、お家を水から守るために「絶対的に必要」なのです。外壁塗装の工事をする際には、絶対に、何が何でも一緒にやってほしい工事、それがコーキング工事なのです。
第2章:「ただ打てばいい」は素人の考え。私たちが「打ち替え」にこだわる本当の理由
コーキングの重要性を理解していただいたところで、次に直面するのが「業者選び」の壁です。安い見積もりを出してくる業者と、私たちイズミ塗装のように品質にこだわる業者とでは、使っている材料も、そして何より「打ち方」が全く異なります。
コーキングの施工方法には、大きく分けて「打ち替え」と「増し打ち」の2種類があります。私たちの基本は、圧倒的に「打ち替え」です。古いコーキングをすべて綺麗に撤去し、ゼロから新しいコーキングを打ち直す方法です。
なぜ打ち替えにこだわるのか?それは、古いコーキングの上に新しいものを重ねて打つ「増し打ち」では、どうしようもない致命的な欠陥があるからです。
コーキングがその本来の機能(防水性や弾力性)を発揮するためには、メーカーが推奨する「必要な厚み」というものがあります。具体的には「10ミリ・10ミリ」の法則です。コーキングの幅が10ミリ、そして厚さが10ミリ。このボリュームがあって初めて、建物の動きに追従する弾力性を保ち、長期間にわたって防水機能を持続させることができるのです。この条件が達成できれば、基本的には安心です。
しかし、古いコーキングを残したまま上から薄く塗るだけの「増し打ち」では、この10ミリの厚みを確保することは物理的に不可能です。薄すぎるコーキングは、すぐに硬化不良を起こしたり、弾力性を保つことができず、建物の動きに耐えきれずに割れてしまいます。外壁の継ぎ目や壁面においては、絶対に1回古いコーキングを抜いてあげないとダメなのです。
もちろん、入隅部や板金など、構造上どうしてもカッターを入れて古いコーキングを取りきれない場所(便宜上取りきれない部分)もあります。そうしたやむを得ないケースを除き、基本は絶対に「打ち替え」です。私たちが「増し打ち」を提案するのは、「どうしても予算を極限まで抑えたい。その先のリスク(雨漏り等の危険性)もすべて承知の上でやってほしい」とお客様から強くご要望された、一番下のプランの時だけです。
材料にも一切妥協はしません。最近はいろいろな材料があり、一概に1液型、2液型のどちらが良いとは言えなくなってきていますが、私たちが主に使用しているのは、ノンブリードウレタンと呼ばれるオート化学工業さんの「オートンサイディングシーラント」や、20年から30年もの驚異的な耐久性を持つと言われている超高耐久の「オートンイクシード」です。
特に、私たちの一番上位のプレミアムプランでは、この「オートンイクシード」を標準採用しています。この材料への絶対的な自信と、私たちの妥協なき施工技術があるからこそ、メーカーからも、そして私たちイズミ塗装からも「15年」という長期の保証をお出しすることができるのです。これは私たちの大きな強みであり、お客様への責任の証です。
第3章:「先打ち」か「後打ち」か。塗料とコーキングの相性を見極めるプロの目
外壁塗装とコーキング工事をセットで行う際によく議論になるのが、「塗装の前にコーキングを打つ(先打ち)か、塗装の後に打つ(後打ち)か」という問題です。
私が考えるベストなタイミング、それは基本的には「先打ち(塗装の前)」です。
理由は明確です。コーキングが劣化する最大の原因は「紫外線」だからです。コーキングが露出した状態で直接紫外線が当たってしまったり、雨水が当たったりする状況が続くと、酸素と結びつき、有機物であるコーキングの劣化はどんどん進んでしまいます。
そこで、先にコーキングを打ち、その上から塗料を塗って「塗膜で包み込んであげる(被せてあげる)」のです。塗膜という保護バリアでコーキングを覆うことで、紫外線や雨水から守られ、コーキングは硬くならず、乾燥も防ぐことができます。本来の耐用年数が10年のコーキング材であっても、塗膜に包まれて守られることによって、15年ほど長持ちするケースも珍しくありません。だからこそ、私は基本的には先打ちが良いと考えています。
しかし、例外もあります。例えば「クリア塗装」を行う場合です。クリア塗料は通常の塗料よりも硬い性質を持つことが多く、コーキングのようによく動く柔らかい素材の上に塗ってしまうと、塗膜が建物の動きに追従できずに、すぐに割れてしまうのです。そして、その塗膜の割れ目から雨水がくぐり抜けて侵入し、コーキングと塗膜の隙間から塗装が剥がれたり、最悪の場合サイディング自体を痛める要因になってしまいます。したがって、クリア塗装の場合は「後打ち」が正解となります。
また、外壁を2色で塗り分ける場合や、特殊な工法を用いる場合にも、仕上がりの美観などを考慮して後打ちにするケースがあります。
要するに、「ただ先打ちすればいい」という思考停止ではなく、使う塗料の性質や外壁の状況を見極め、まさに「適材適所」の判断を下すことがプロの仕事なのです。
第4章:過酷な北海道の気候。寒暖差90度に耐えるための「見えない努力と職人の矜持」
私たちイズミ塗装が拠点を置く札幌、そして北海道の気候は、住宅にとって非常に過酷です。厳しい寒さと雪、そして何より恐ろしいのが「激しい寒暖差」です。
皆さんはご存知でしょうか。真冬の極寒の気温と、真夏の強烈な直射日光を浴びた外壁の表面温度。その差は、なんと北海道では「約90度」にも達することがあるのです。
外壁は、この90度もの温度差によって、想像以上に膨張と収縮(伸び縮み)を繰り返しています。建物は常に動いているのです。その過酷な動きの緩衝材となり、隙間を埋め続けているのがコーキングです。
この過酷な環境下でコーキングを機能させるために、絶対に手を抜いてはならない工程があります。それが「プライマーの塗布」です。
古いコーキングをしっかり綺麗に抜いた後、その断面にプライマーをしっかりと、丁寧に塗ってあげる必要があります。プライマーには、コーキング材と外壁を強固に密着させる「接着剤」としての役割と、外壁材への吸い込みムラをなくす役割があります。この工程を怠れば、90度の寒暖差による建物の激しい動きにコーキングが耐えきれず、すぐに隙間ができてしまいます。しっかりと古いものを抜いてあげて、しっかりと打ってあげる。これが北海道の家を守るための鉄則です。
また、コーキングでやってはいけないのが「3面接着」です。コーキングの役割として左右両方向に引っ張られたときには非常に強いのですが、3方向に引っ張られると真ん中から割れてしまいます。
なぜこれが起きるのかというと、本来は外壁目地にはボンドブレーカーといってコーキングがくっつかないようにテープや目地底のプレートなどが入っています。それによって3面接着が防がれるのですが、なかにはボンドブレーカーがなかったり、リフォーム時にボンドブレーカーが剥がれてしまってそのままコーキング打つなどしてしまうと3面接着になり、本来の耐用年数まで持たなくなってしまいます。
このような知識がないままただコーキングを打っている業者に頼むと北海道や札幌のような過酷な環境では3年もたずに割れてしまうケースも多々あり、他社が施工したものを弊社で直すケースも多く経験してきました。
そして、それにまつわりもう一つ非常に重要な真実をお話しします。 それは「誰が作業をしているのか」ということです。
建築業界には各業種の「専門職人」が存在します。塗装職人とコーキング職人は、全く別の業種であり、全く別のスキルが求められるのです。
「うちは同じ自社の塗装職人が全部(コーキングも)やるから安くできますよ!」と謳う業者があります。厳しいことを言いますが、そういう言葉は正直、信用しない方がいいです。
普段塗装ばかりしている職人がコーキングを打つと、当然ですが、いつもコーキングだけを専門にやっている人間よりも下手なので、うまく行かないことが多いのが現実です。(もちろん、両方の資格を持ち、熟練した技術を持つ職人もごく稀にいますが)
専門の職人がやった方が、間違いなく品質は上がります。だからこそ、イズミ塗装では「コーキングはコーキング専門の職人」に任せ、「塗装は塗装専門の職人」が行います。さらに言えば、高い品質の作業を行うためには、しっかりとした足場が不可欠であり、足場は作業の品質に直結します。だから「足場も足場専門の職人」が組むのです。すべてを1人でやります、というような体制は取っていません。
不慣れな人間がコーキングを打つとどうなるか。ヘラでコーキングを均す際に「エア(空気)」が入ってしまったり、均し方が分からずに見えない隙間ができてしまったりします。そこから水が侵入し、漏水という最悪の事態を引き起こすのです。コーキングは、水が入ったら終わりの「防水工事」です。ここは非常にシビアに気をつけなければならない部分なのです。
だからこそ、どんな職人が施工するのか(塗装職人がついでにやるのか、専門の職人がやるのか)は、依頼する前に絶対に確認した方がいいと私は強く思っています。
第5章:こだわりの証はどう見極める?数年後に現れる「ごまかしの代償」
最後に、お客様からよくいただく「工事が終わった後、その会社が本当に丁寧にコーキングをしてくれたのか、素人でも見極めるポイントはありますか?」という質問にお答えします。
結論から言うと、工事が完了した直後の見た目だけで判別するのは、プロでも難しいかなと思います。外見上は、どちらも綺麗に仕上がっているように見えるからです。
しかし、本当の答え合わせは「3年後、5年後」にやってきます。
施工が下手な業者がやったコーキングは、数年経つと「膨れて」くるのです。先ほどお話しした、均す時に入ってしまった「エア(空気)」が原因です。内部に残った空気が、太陽の熱で温められて膨張し、冷えて縮む。これを繰り返すうちに、だんだんと膨れていき、やがて元に戻らなくなってしまうのです。
テレビなどで、体重がどんどん増加してふくよかになってしまった方が、一度太ると皮膚が伸びてしまい元に戻らなくなる映像を見たことがあるかもしれません。あの現象と全く同じイメージです。コーキングも一度膨れ上がって伸びてしまうと、二度と元の形状には戻りません。当然、防水機能も著しく低下しています。
こうなってしまうと、家にとって大きな問題です。だからこそ、目先の安さに惑わされず、最初から「専門の職人がしっかりと施工する会社」「打ち替えを基本として提案してくれる会社」を選ぶことが何よりも大切なのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は、私が普段感じているコーキングへの想い、そして外壁塗装業界の隠れた真実を、持てる力のすべてを込めて書かせていただきました。
お客様の大切な家を、雨や雪、過酷な自然環境から守る。それは決して簡単な仕事ではありません。しかし、だからこそ私たちは一切の妥協を許さず、見えない部分にこそ魂を込めて施工を行っています。
この記事を読んで、少しでも「コーキングってそんなに大事だったんだ」「家を守るために何が必要なのか分かった」と思っていただけたなら、筆を執った甲斐があります。
外壁のことでお悩みがあれば、いつでも私にご相談ください。あなたの家を守るために、私が全力で向き合います。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
イズミ塗装代表 泉田
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「うちの外壁、もしかしてコーキングが切れているかも…?」 「そろそろ塗装を考えているけれど、業者選びで絶対に失敗したくない」
この記事を読んで、少しでもご自宅の外壁に不安を感じた方、あるいはこれからリフォームを検討されている方は、ぜひ一度、私たちイズミ塗装にご相談ください。
「とりあえず見てほしい」「他社の見積もりが妥当か知りたい」といったご相談でも構いません。プロの目で外壁の状況を隅々までチェックし、あなたの家にとって「今、本当に必要な工事は何か」を正直にお伝えします。
私たちイズミ塗装がお約束すること
- コーキング専門の職人による、一切妥協のない「完全打ち替え」施工
- 超高耐久材料「オートンイクシード」採用による、安心の「15年保証」
- 北海道の過酷な寒暖差を知り尽くした、地元札幌ならではの確かな技術
目先の安さに惑わされて、数年後に「こんなはずじゃなかった」と後悔してほしくない。それが私の心からの願いです。
家を守るための第一歩は、正しい現状把握から始まります。 診断・お見積もりは無料です。どんな小さな疑問や不安でも、まずはお気軽にお問い合わせください。私が責任を持って、あなたの家と本気で向き合います。
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著者名:イズミ(イズミ塗装代表)
北海道札幌市出身、イズミ塗装代表。大学時代に塗装職人として経験を積みながら経営学を学び、卒業と同時に代表に就任。2017年からは元請け事業に専念し、HPを通じて「騙される人を減らす」ことを目指し、結果として5年連続でTOP5の塗装屋に選ばれる。現在は塗装から総合リフォームまで対応し、15年保証や費用対効果No.1を達成。職人の腕を最大限に発揮させる環境づくりにも注力している。
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