外壁塗装の保証期間徹底解説!何年が適切?保証が効かない場合もある?
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外壁塗装の保証期間徹底解説!何年が適切?保証が効かない場合もある?

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外壁塗装の保証期間徹底解説!

外壁塗装の保証期間は、一度施工した後の安心を長く保つために非常に重要です。

この記事では、外壁塗装の保証期間がどのように設定されているのか、通常の期間、適用条件、そして保証が効かない場合について詳しく解説していきます。

外壁塗装の保証期間とは?

外壁塗装の保証の種類

外壁塗装の保証には、大きく分けて3つの種類があります。それぞれの特徴と内容を理解することで、適切な保証を選ぶことができます。

1.製品保証

製品保証は、塗料メーカーが塗料自体の品質に対して保証するものです。塗料の耐久性や性能に関する問題が発生した場合に、メーカーが責任を負います。保証期間はメーカーによって異なりますが、一般的には5年から10年程度です。

15年の保証がついているものもありますので、最長の保証でどのようなものがあるのかを業者に確認するのが大切です。

2.施工保証

施工保証は、塗装業者による施工の品質に対して保証するものです。施工不良や手抜き工事によって発生した問題に対して、業者が責任を負います。

保証期間は業者によって異なりますが、一般的には5年から10年程度です。

施工保証に関してもメーカー保証と紐づいている場合があるので、業者ごとに異なることが多いです。

3.総合保証

総合保証は、製品保証と施工保証を合わせた保証です。塗料の品質と施工の品質の両方を保証するもので、より安心できる保証と言えます。

保証期間は、製品保証と施工保証の期間を合わせたものが一般的です。 これらの保証は、それぞれ独立して存在する場合もあれば、組み合わせられている場合もあります。

契約前に、どの種類の保証が適用されるのか、保証期間はどのくらいなのかをしっかりと確認することが重要です。

一般的な保証期間の長さ

外壁塗装の保証期間は、塗料の種類や施工方法によって異なりますが、一般的な保証期間は以下の通りです。

  • 5年保証:比較的安価な塗料や、簡易的な施工方法の場合に多いです。
  • 8年保証:中価格帯の塗料や、一般的な施工方法の場合に多いです。
  • 10年保証:高品質な塗料や、高度な施工方法の場合に多いです。

保証期間が長いほど、塗料や施工の品質が高いと言える場合が多いですが、価格も高くなる傾向があります。予算やニーズに合わせて、適切な保証期間を選びましょう。

保証に関する法律と規制

外壁塗装の保証には、法律や規制が関係してきます。特に重要な法律は以下の2つです。

1.民法

民法では、契約不適合責任という制度が定められています。これは、売買契約において、売主が引き渡した物が契約の内容と異なる場合、買主は売主に損害賠償などを請求できるというものです。

外壁塗装においても、契約した内容と異なる施工が行われた場合、この制度に基づいて業者の責任を追及することができます。

参照:https://keiyaku-watch.jp/media/keiyakuruikei/minpo202004_keiyakufutekigo

2.消費者契約法

消費者契約法は、消費者の利益を守るための法律です。この法律では、事業者が消費者に対して不当な契約を結ばせないように、様々な規制が設けられています。

外壁塗装においても、消費者契約法の規定に基づいて、保証に関する契約内容が適正かどうかを確認することができます。 これらの法律や規制を理解することで、外壁塗装の保証に関するトラブルを回避することができます。

参照:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_system/consumer_contract_act/

保証が適用される条件

適用されるための起因

外壁塗装の保証が適用されるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。主な条件は以下の通りです。

1.施工不良

施工不良とは、塗装業者が適切な施工を行わなかったために発生した問題です。例えば、塗料の塗りムラ、下地処理の不足、乾燥時間の不足などが挙げられます。

2.材料の欠陥

材料の欠陥とは、塗料やその他の材料に品質上の問題があったために発生した問題です。例えば、塗料の耐久性が不足していた、材料が劣化していたなどが挙げられます。

3.設計上の問題

設計上の問題とは、外壁塗装の設計に誤りがあったために発生した問題です。例えば、塗料の種類が適切ではなかった、施工方法が適切ではなかったなどが挙げられます。

これらの条件を満たす場合、保証が適用される可能性があります。ただし、保証が適用されるかどうかは、具体的な状況によって判断されます。

手続き方法

保証が適用される場合、以下の手順で手続きを進める必要があります。

1.施工業者への連絡

まず、施工業者に連絡し、保証の適用を申し出ます。保証書や契約書などの必要書類を準備しておきましょう。

2.現場調査

施工業者は、現場調査を行い、問題の原因を特定します。必要に応じて、専門機関による調査が行われることもあります。

3.修理・補修

問題の原因が特定されたら、施工業者は修理・補修を行います。保証の範囲内で、無料で修理・補修が行われます。

4.保証期間の延長

修理・補修によって保証期間が短縮される場合、保証期間を延長してもらうことができます。 保証の手続きは、業者によって異なる場合があります。契約書や保証書をよく確認し、不明な点は施工業者に問い合わせましょう。

保証書の確認

外壁塗装の保証書は、保証内容を確認するために非常に重要な書類です。保証書には、以下の項目が記載されている必要があります。

  • 保証期間:保証が適用される期間です。
  • 保証内容:どのような問題に対して保証が適用されるのかを具体的に記載しています。
  • 保証対象範囲:保証が適用される範囲を明確に記載しています。
  • 保証の除外事項:保証が適用されない場合を明確に記載しています。
  • 手続き方法:保証が適用される場合の手続き方法を記載しています。

保証書の内容をよく確認し、不明な点は施工業者に問い合わせましょう。

保証期間内で保証が適用されないケース

自然災害による損傷

自然災害による損傷は、一般的に保証の対象外となります。台風や地震などの自然災害によって発生した損傷は、保証書に明記されている場合を除き、保証は適用されません。

ただし、自然災害によって発生した損傷が、施工不良や材料の欠陥が原因で拡大した場合は、保証が適用される可能性があります。

管理不十分の場合

外壁塗装の管理を怠ったために発生した損傷は、保証の対象外となる場合があります。例えば、定期的なメンテナンスを怠ったために、塗膜が剥がれてしまった場合などです。

外壁塗装は、定期的なメンテナンスを行うことで、長持ちさせることができます。保証期間内であっても、定期的なメンテナンスは忘れずに行いましょう。

施工業者以外の修理

施工業者以外が外壁塗装の修理を行った場合、保証が無効になることがあります。保証書に、施工業者以外の修理は保証の対象外と記載されている場合が多いです。

外壁塗装の修理を行う場合は、必ず施工業者に依頼しましょう。

失敗しない外壁塗装業者の選び方

信頼できる業者の見つけ方

外壁塗装は、高額な費用がかかる工事です。失敗しないためには、信頼できる業者を選ぶことが重要です。信頼できる業者を見つけるためには、以下のポイントを参考にしましょう。

1.口コミサイトの評判を確認する

インターネット上の口コミサイトで、業者の評判を確認しましょう。口コミの内容だけでなく、口コミの件数が多いことも信頼できる業者の目安となります。

2.実績を確認する

業者のホームページやパンフレットなどで、実績を確認しましょう。過去にどのような工事を手がけてきたのか、どのようなお客様から信頼を得ているのかなどを確認することで、業者の信頼性を判断することができます。

3.資格を確認する

外壁塗装の施工には、資格が必要です。資格を持っている業者は、一定の知識や技術を持っていることを証明しています。資格を確認することで、安心できる業者を選ぶことができます。

4.複数の業者から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。価格だけでなく、保証内容やアフターサービスなども比較することで、最適な業者を選ぶことができます。

相見積もりの重要性

相見積もりを取ることは、外壁塗装の業者選びにおいて非常に重要です。相見積もりを取ることで、以下のメリットがあります。

1.価格の比較

複数の業者から見積もりを取ることで、価格を比較することができます。価格が安い業者だけでなく、価格に見合った内容の提案をしている業者を選ぶことができます。

2.内容の比較

見積もり書の内容を比較することで、どの業者がどのような施工方法を採用しているのか、どのような塗料を使用しているのかなどを確認することができます。

3.保証内容の比較

保証内容を比較することで、どの業者がどのような保証を提供しているのか、保証期間はどのくらいなのかなどを確認することができます。

相見積もりを取ることで、価格、内容、保証内容など、様々な角度から業者を比較検討することができます。

契約前に確認すべきポイント

外壁塗装の契約を結ぶ前に、以下のポイントを確認しましょう。

1.保証内容

保証期間、保証対象範囲、保証の除外事項などをしっかりと確認しましょう。特に、保証の除外事項には注意が必要です。

2.アフターサービス

施工後のアフターサービスについて確認しましょう。例えば、定期的な点検やメンテナンス、トラブル発生時の対応などです。

3.支払い方法

支払い方法や支払い時期を確認しましょう。分割払いなど、支払い方法が複数ある場合は、自分に合った方法を選びましょう。

4.契約書の内容

契約書の内容をよく確認し、不明な点は施工業者に問い合わせましょう。特に、保証に関する項目はしっかりと確認しましょう。

まとめ

外壁塗装の保証期間は、安定した住環境を保つために重要な要素です。適切な業者選びと保証の内容を理解することで、長期にわたり安心できる外壁塗装を目指しましょう。

信頼できる業者を見つけるためには、口コミサイトの評判、実績、資格などを参考にしましょう。また、複数の業者から見積もりを取り、価格、内容、保証内容などを比較検討することが重要です。

契約を結ぶ前に、保証内容、アフターサービス、支払い方法、契約書の内容などをしっかりと確認しましょう。不明な点は、施工業者に問い合わせるようにしましょう。

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